『X』の伏線整理表を作りました

『X』伏線整理表

最近コナンを楽しく読んで居るのですが、そもそも何故あんなに大部な漫画にすんなりハマれたかというと、友人が、コナンの伏線整理表を作ってくれたのですよ。お蔭でどの巻を読めば長編として押さえるべき所が理解出来るかとか、とっても分かり易くて。

私もそういうの作ってみよう、という事で『X』の伏線整理表を作りました。
「2016年7月6日 文責:ほしなみ(@hoshinami629)」の情報を何処かに残しておいて頂ければ。誰かヘブライ文字頑張れる人はタロットの下のヘブライ文字情報も加えて~とか思います。
但し情報を網羅する都合上ネタバレがありますので、ネタバレされたくない!って人にばばんと見せつけるのはやめてあげて下さい。

追記:見辛かったので整えました。pdfにも改訂の旨明記してあります。削らずにお使い頂ければありがたいです。(2021年1月8日)

 


以下この表の茶色く塗った所辺りからの考察です。

個人的には、この表の茶色の部分で最近大いに気になって居る事がありまして。ちょっとその話をしますね。
・1巻1ページは地の龍の神威が「『あいつ』だけは俺が殺る」と言ってる訳だけど、これが最初にある意図って何だろうか
・神威が地の龍の思想(地球のこの現状を打ち砕く)に惹かれるのは何故か
・(12巻)「『神威』が神威である限り、『封真』は戻ってはこない」の意味
等(他にもあるけど、ひとまず)
という辺りが気になっています。

さて、上記から私が思った結論から申しますけど、本来(どの様な意味で本来かはひとまず措いて)司狼神威は地の龍の神威となるべき『神威』であり、添え星は天の龍の神威となるべき『神威』だったのではないかと。これは恐らく多くの人がちょっとは思った事かと思います。というのも、司狼神威が地の龍の思想に心惹かれる場面って何度かありますし、神威の自分で気付かない願いというのも、天の龍なのか地の龍なのか、という所に大きく関わりそうだという匂いがしますし。
何故そう考えたかと言えば、神剣について不審な点があったからです。神剣は一振りは紗鵺が(斗織の代わりに)産み、もう一振りは時鼓が産んで居ます。前者は現在地の龍の神威のものとなり、後者は天の龍の神威のものとなって居ます。

そもそも神剣って、二振りの内どちらがどちらの神威のものかって、決まって無いんでしょうか? どちらの神剣を使っても同じなのでしょうか? 私が思うに、誰から生まれたものかによって、持ち主の『神威』が決まるのではないかと。
というのも、斗織は本来神剣を生む筈だったのですよね。彼女は紛れも無く司狼神威の母親であり、かつ神剣を産む女性である筈だった。この二つを結び付けると、当然息子の司狼神威が母から産まれた神剣を持つ、というのが自然な流れの様に思います。また逆に、添え星が斗織の妹から生まれた神剣を扱うというのも、極めて自然です。実際、二巻でかなり事情を知って居る(結界や封印&御使いの関係性にまで言及する事から)様だった鏡護が「神剣を取り戻せ」と最期に告げて居ます。神威が神剣を取り戻さなくてはならなかった意味は、一振りを取り合うという筋かと思わせる、という序盤のミスリードにあるのではなく、もっと後まで尾を引く、「司狼神威の用いる神剣」という所にあったのではないでしょうか。
そうとなると、18.5のラストの血飛沫は一体誰のものなのでしょう。地の龍の神威が手にしている神剣は、本来彼のものではなく、天の龍の神威(司狼神威)が手にするべきものでした。そうであるならば、あの一突きは添え星の神威自身に返って来ると考えられませんか? 丁度、星史郎の手刀が昴流のものとなって星史郎に跳ね返って来る様に。それは17巻で「俺も、同じようなことをするかもな」と地の龍の神威が昴流に告げた事とも符合します。

この他、二人の丁、封真と添え星の神威について色々思う所があるのですが、どれも推測の域を出ないのと、あちらが立てばこちらが立たずで、矛盾無しに上手く説明がつきそうに無いものが多く、まだ考え中です。つまりねえ、紗鵺が斗織の身代わりをしてしまったから、あんな冷酷な性格の添え星が誕生しちゃったんじゃないの、とか、丁の二つの人格は途中まで共犯関係にあったんじゃないの、とか、まあ色々考えてるんですよ。うーん。また整ったら書きますね。

(2016年7月6日 2021年1月8日修正)

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